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京都北部でオリーブ栽培を

【はじまりは空地の利用】

 十数年以上利用のない空地は、使い手がいなくなると背の高い雑草やツル草などにより荒れ果て、野生動物の隠れ家や心無い行為によるごみの散乱を招き、周辺地域にとっても良い影響は無く、利用しようとする意欲すら湧かなくなってしまいます。

 当園のスタート地も、元々は荒れ果てた空地でありその維持管理に苦悩していました。そして、当初は自然エネルギーの設置を考えていました。

 その相談のために、宮津市役所に赴いたとき、オリーブ栽培の話を聞いたことが始まりでした。

 農業の経験は皆無と言っていいほどの状況から、「オリーブを育てる」という一見無謀にも見えることへの挑戦は、今となっても考えることや苦労が絶えません。

しかし、最初は何気なく植えたオリーブに接すれば接するほど、調べれば調べるほど、その魅力に引き込まれていきました。

 今では、オリーブオイルソムリエ®、マスターグロワー®(栽培技術)、マスターミラー®(搾油技術)、オイルブレンダー®、日本各地のオリーブ農場を見て回り、オリーブに関わる多くの知識や経験を得て、魅力的なオリーブ栽培に力を注いでいます。

 現在は、自社農園に加え、オリーブ加工用施設を導入し、2021年の秋に初めて搾油を実施することが出来ました。

 さらに今後は圃場の拡大を計画し、より多様性に富んだ製品を作り出していくことに、尽力し、より美味しいオリーブオイルや関連商品をたくさんの方に手にしていただけるように、オリーブの魅力を伝えていきます。

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